「男女共同参画推進条例」男女平等って何かを学生の視点で考察してみた

こんにちは!夏休み、完全に引きこもりと化している地域参画プロジェクトCHANGEのニーノです!

突然ですが、皆さんは松本市に松本市男女共同参画推進条例という条例があるのを知っていますか?女性活躍が叫ばれ、働く女性の数もどんどん増えている現代においても未だに問題は山積みです。それが表面化したのが、東京医科大学の入試で女子が減点されていたことでした。

どうしたら性別で差別されることなく、みんなが住みやすい地域をつくっていけるのでしょうか?実例の記憶も新しい今、一度「『男女平等』ってなんだろう?」と考えてみませんか?

松本市男女共同参画推進条例って何?

まず、条例という言葉についておさらいしてみましょう。

地方公共団体が自治立法権(→自治立法)に基づいて制定する法の形式。日本国憲法94条により,地方公共団体は国で定める法律政令とは別に,その地方の事務に関し議会議決を経て独自の法規を制定できる。その効力は法律の範囲内とされるが,自治立法権を積極的に解釈する立場からは,法目的実現のために基準を法律より厳しくする「上乗せ条例」や,地域問題の解決のために独自の条例を制定できると解されている。
出典 コトバンク ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
 地方公共団体(ここでは松本市)が独自に定めた法のことを条例と呼びます。自治体には法に背かない範囲でこのような条例を独自に制定することが認められているのですね。
それではここで、松本市男女共同参画条例の一部を抜粋して、その内容を見てみましょう。
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 男女共同参画社会 男女が、社会の対等な構成員として個性と能力を十分に発揮し、自らの意思により社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が政治的、経済的、社会的及び文化的利益を等しく受け、かつ、共に責任を担う社会をいう。
第3条 男女共同参画社会の形成は、次に掲げる事項を基本理念として推進されなければならない。
(1) 男女の個人としての尊厳が重んぜられること、男女が性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する機会が確保されること等男女の基本的人権が尊重されること。
第8条 何人も、家庭、地域、職場、学校その他の社会のあらゆる分野において、性別による差別的取扱いを行ってはならない。
2 何人も、家庭、地域、職場、学校その他の社会のあらゆる分野において、セクシュアル・ハラスメント(相手の意に反する性的な言動により相手方に不利益を与え、又は生活環境を害することをいう。以下同じ。)を行ってはならない。
3 何人も、ドメスティック・バイオレンス(配偶者等に対し、身体的、精神的又は経済的な苦痛を与えるような暴力的行為をいう。以下同じ。)を行ってはならない。
4 何人も、公衆に表示する情報において、性別による固定的な役割分担又は男女間の暴力等を助長し、又は連想させるような表現及び過度の性的な表現を行わないよう努めなければならない。
 意外とはっきり書いてあると思いませんか?この条例では、雇用の問題だけでなくセクハラやDVについてもはっきりと「これを行ってはならない」と書いてあります。性別によって不利益や差別を被ることなく、誰もが尊重されるように、という条例の目的が、この条文からわかりますね。全文はこちらから読むことができます。
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/tiiki/jinken/danjo/dannjosuishinn.html

「そもそも今の日本に男女差別なんてあるの?」

そう思う人、いるのではないでしょうか。私も少し前までそう思っていました。

それではここで突然ですがクイズです。

ダボス会議を主催する「世界経済フォーラム」が発表した男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」(2017年版)、144カ国中日本は何位だと思いますか?順位が低いほど男女の格差が大きいとされています。

 

正解は……

なんと、114位です。

144カ国中、114位なのです。あきらかに下から数えた方が早いです。

この順位は「経済活動への参加と機会」(経済参画)「政治への参加と権限」(政治参画)「教育の到達度」(教育)「健康と生存率」(健康)の4分野の14項目で決めています。この中で日本は、「健康と生存率」の分野では一位にもかかわらず、「政治参画」の項目では、「国会議員の男女比」が129位、「閣僚の男女比」は88位と低い基準であることがわかります。男女の賃金格差も問題になっており、特に政治経済面で日本は男女格差があると言われています。

東京医科大学の問題でも、男性の合格者数を保つために女性の点数が操作されていました。それによって将来が大きく変わってしまう女性はどれだけいるのでしょうか。

皆さんの周りでも、そういうことがありませんか?

「女医」という言葉があるほど医師は男性が多いのに、なぜ看護師や介護士は圧倒的に女性が多いのでしょう?なぜ、同じように働いていても結婚したら家事育児をするのは女性の方が多いのでしょう?料理が苦手な女性に、「結婚したら困るよ」といっていませんか?なぜ「女は愛嬌、男は度胸」なのでしょうか?

「当たり前」だと思っていること、「何でだろう?」と考えてみてください。

私たちにできること

そうは言っても私たちがこの社会をすぐに変える!ということはとても難しいです。昔から続いてきた慣習、制度はとても多く、それを今すぐ学生が全部なくすということは現実的に厳しいからです。

でも、できることもあります。

この問題を考え続けること。

人に「男なんだから」「女なんだから」と言わないようにすること。

少しずつでもみんなが変えていけば、地域は少しずつ良くなっていくと私は思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

この記事を書いた人

CHANGE

CHANGE

2018年春始動開始。松本市を中心とした社会問題を考え、アクションを起こしていく学生団体。昨年、バス遅延問題解決に向けて、2件の請願・陳情書の提出を行いました。
https://shinshuchange.wixsite.com/change

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