信州そばって何?定義・発祥・由来についてまとめてみた

みなさん、お蕎麦は好きですか?
「信州といえば、何?」と聞かれたときに、「信州そば!」という答えは定番ですよね。
長野県の観光地や街中等にお蕎麦屋さんがたくさんあることからも、蕎麦が信州の名物であることが感じられます。
今回の記事では、そもそも信州そばってどんなものなんだろう、ということを、筆者のお蕎麦が食べたい気持ちとともに調べて、まとめてみました。
お蕎麦大好き!というあなたはもちろん、お蕎麦は苦手、なんていうそこのあなたにもご覧頂ければ幸いです。

信州そばとは?

そもそも、信州そばって何なのでしょうか。他の蕎麦とは何が違うのでしょうか。気になる信州そばの定義を探ってみました。

下記にあるのはにっぽんの郷土料理観光事典による、信州そばの定義です。

「信州そば」とは長野県信州そば協同組合の登録商標であるそば粉を40%以上の干しそばを指します。製麺業者や飲食業者は登録商標である「信州そば」の呼び名を正確に使いますが、一般的には長野県で作られるそばをまとめて「信州そば」と呼んでいます。

なんと、正式に信州そばとして扱われるためには、組合に申請が必要なのですね。さすが、ブランドともいえる信州そば。

なぜ、信州で蕎麦が名物なの?

では、なぜ信州で、お蕎麦が名物なのでしょう。

土地や気候条件

信州でお蕎麦が有名になった理由の1つは、信州の土地の特徴や気候条件が関係しているそうです。
信州は山間地で冷涼な気候であり、昼夜の温度差が高いです。そのような気候は蕎麦の栽培にぴったりであり、良質な蕎麦を生産することができるのです。

そば切りの発祥地

「蕎麦」自体はかなり昔から、日本だけでなく世界各地で栽培されてきた穀物です。現代の私たちは「蕎麦」といえば麺料理を思い浮かべてしまいますが、海外やかつての日本では、「蕎麦」はクレープや蕎麦団子として食べられている例が多いようです。
私たちがよく知る、蕎麦を麺状にして食べる食べ方は「そば切り」といいますが、この「そば切り」は長野県発祥であると考えられています。1574年の信州木曽定勝寺におけるそば切りの記録が、最古の文献記録として残っているそうです。

江戸での流行

先ほど紹介した「そば切り」は、江戸時代に全国各地に広がり、屋台のファーストフードとして人気を呼びました。各地に有名なそば処ができましたが、これらは信州のそば職人が立ち上げたり、信州そばがルーツであったりしたようです。

以上のことから、信州はそばの生産に向いていること、そば切りの文化の発展は信州が基盤になっていることがわかりますね。
このような理由があることがわかれば、信州にとにかくたくさん、お蕎麦屋さんが立ち並んでいることも頷けてしまいます…!

いろいろな信州そば

各地で美味しいお蕎麦が食べられている長野県ですが、地域によって特色のある食べ方があるそうです。ここからはそのいくつかを紹介していきます。

とうじそば

とうじそばは、松本市で特徴的な食べ方だそうです。
「とうじ」とは投げ入れ、ひたし、暖めるという意味があります。このとうじそばは、とうじ籠に入ったそばを、旬の山菜やきのこが入っただし汁に入れて暖めて食べるという食べ物です。そばつゆと一緒にそばを煮込むというのが、この食べ方において特徴的なところです。


信州の田舎 奈川

あつあつのだし汁が、信州の寒い気候で暮らす人たちを暖める光景が目に浮かんで、とてもほっこりした気持ちになります。冬など寒い時期にぜひ食べてみたい一品です。

すんきそば

こちらは木曽地域で有名なおそばの食べ方です。
株の茎葉を乳酸発酵させた「すんき漬け」をおそばにのせていただくのがすんきそばで、すんき漬けの独特な酸味や食感と、ほんのりとした甘みのあるおそばとの相性が抜群だそう。


くるまや本店

酸味のあるすんき漬けがのっているこのおそばは、天ぷらなどがのっているおそばと違って食べるとすっきりとした味わいが楽しめそうな印象を受けました。まずは「すんき漬け」単品からチャレンジしてみたいと思います。

行者そば

行者そばの食べ方は、伊那地域で伝統的です。
この食べ方は、おそばを「辛つゆ」につけて食べることが特徴的です。「辛つゆ」とは、大根おろしの汁に焼き味噌をいれたおつゆです。名前からもわかるようにこの「辛つゆ」は大根おろしのピリッとした辛みを楽しめるそうです。


おいでな伊那

辛みから身体が暖まりそうな一品です。「辛つゆ」の味わいがどのようなのかも非常に気になりますね。

おわりに

信州そばについて私なりに調べて見ましたが、いかがでしたでしょうか。

夏休みに調べ物をするなんて、小学生の頃の夏の自由研究以来かもしれません。

私は食べることが大好きなので、こういう信州の美味しい名物についての記事をこれからも調べて書いていけたらいいなあ、なんてぼんやり思っています。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

参考元

長野県信州そば協同組合 http://www.ngn.janis.or.jp/~shokuhin/Buckwheat/index.html

にっぽんの郷土料理観光事典 http://kyoudo.kankoujp.com/

新まつもと物語 https://visitmatsumoto.com/

おいでな伊那 https://inashi-kankoukyoukai.jp/contents/

田中美穂編『るるぶ信州’16』、JTBパブリッシング、2015年

この記事を書いた人

柴田

柴田

1997年8月26日生まれ。人文学部3年。
会議の場を和ませるnagauniの月明かり的存在。事務仕事が得意。
長野の魅力を「わかりやすく」伝えます。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新の情報をお届けします

ご意見番

取り上げてほしい推薦や企画、募集中です!